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執筆者の写真toshiharu honda

令和6年2月定例月議会・代表質問その2

更新日:3月27日

2.グランドデザインの具現化と新たな総合計画の策定について

2-1 公共施設グランドデザイン構想について

【質問】

 令和元年から取り組んできた、「グランドデザイン」。5年をかけて「根室市公共施設グランドデザイン構想(案)として、その全体像が見えてきました。

 令和6年5月下旬に完了を予定されており、新庁舎移転に併せて、このまちの未来像が示されます。

 5か年をかけて取り組んできた「公共施設グランドデザイン構想」をどの様に今後のまちづくり推進に活かされるのか、また、構想では、2045年の公共施設等を医療・福祉、教育・文化、健康・スポーツ、行政と4っの機能エリアとして示されたわけですが、今後、どの様に市民コンセンサスを得ながら推進されるのか等、公共施設グランドデザイン構想推進に対する基本的な考え方について、お伺いします。


公共施設グランドデザイン構想に示された4っつの機能エリアのイメージ図


【答弁】

(公共施設グランドデザイン構想について)

・現在の当市人口約2万3千人が、約20年後の2045年には半減することが予測されている。

・今後、人口減少・少子高齢化などの理由により「生活インフラの維持」、「子どもたちの教育環境」、「公共施設の維持管理・建設」など状況に合わせた施設規模の見直し、既存公共施設の活用や整備を通じ、市民ニーズに適切に対応するため策定する。

・また、公共施設を4つの特性に合わせて集約化、統廃合、再配置することで、機能連携や施設利用のための移動・回遊などの利便性の向上が図られるよう、2045年の公共施設の配置構想を示した。

・構想策定後にあたっては、幅広い年齢層、職業や出身地も多様な方が参加するプロジェクトチーム「根室の未来を創るまちづくりチーム(ねむろ未来塾)」や、各個別計画の市民委員会等による公共施設の統廃合や再配置とその後の活用、また、賑わいづくりの拠点などについて、約20年後の将来像を展望したまちづくりの方針を多くの市民とともに、意識の共有を図る。


※意見等として

 公共施設グランドデザイン構想により、2045年(20年後)の公共施設の配置構想が策定されようとしているわけですが、公共施設の統廃合や再配置とその活用に対する、5か年をかけた、考え方は見えてきましたが、この後の市民全体のコンセンサスを得る作業が一番重要と考えますが、示されたグランドデザインの中には、配置や機能等を含め、まだまだ議論が必要な公共施設も相当数あるもの考えます。

 どの様に「市民意識の共有」を図るのかが大変重要なポイント!



2-2 グランドデザインの具現化と公共施設等総合管理計画について

【質問】

 今回示されたグランドデザインは、公共施設の2045年を見据えた再配置の具現化を目指ものであり、公共施設等の継続的な管理運営に向けた再編、維持管理に係る将来負担増と利用率の低下等課題の整理と今後に向けた取組み等も示されています。

 ベースになる公共施設等総合管理計画は、2017年策定のものであり、現在、2024年1月改定版が示されたばかりですが、この改定版と連動性はとられているのか、また、公共施設等総合管理計画は2054年までを見据え、計画的な投資、ライフサイクルコストの圧縮、公共施設の長寿命化を図り、将来を見据えた新しいニーズに対応するための計画ですが、今後、どの様に整合性を図られるのか、グランドデザインの具現化と公共施設等総合管理計画の連動性、整合性につて、お考えを伺います。


【答弁】

(公共施設グランドデザイン構想に関し、公共施設等総合管理計画との連動性・整合性について)

・構想策定にあたり、現状を踏まえた将来予測の視点は重要であると捉えている。

・中長期的な視点で効果的・効率的に公共施設の整備・維持管理を行うことで、市民が安心・安全で持続的に公共施設を利用できるよう、また、ライフスタイルや価値観の変化、カーボンニュートラルの視点など将来を見据えた新しい時代のニーズに対応する、より最適な公共施設等の配置を目指すための方向性を示したもの。

・公共施設等総合管理計画との整合性を図りつつ推進する。


【再質問】

 公共施設等総合管理計画は国から示さる変更点等の修正を加え、本年1月に改定版が示されて、2014年から10年スパーン4期に分け計画が策定(修正)されています。

 最初の計画が示されたのは2017年で、本年度が1期目の最終年度になるわけですが、この間、かなりの計画変更・修正が加えられてきました。

 本年1月に改定版が示されたばかりですが、北斗小学校の移転、移住村構想等グランドデザインとは、既に、乖離がでていますが、連動性、整合性をどの様に図られるのか、また、グランドデザイン自体を総合計画を柱とす各種計画との位置づけに対して、どの様な役割を想定されるのか、少しく説明いただきたい。


【答弁】

・公共施設等総合管理計画は、根室市総合計画に即した計画として、施設名の取り組みに関してい、40年間の長期的なスパンで、横断的な指針を提示するもの。

・このため、計画との乖離が生じることは想定の範囲内と受け止めているが、連動する諸計画との整合を図る必要性からその対応策として、10年毎の各期末にPDCAサイクルを踏まえた全般的な検証を行い見直しを行う。

・しかしながら、財政状況や社会経済情勢の変化など、地方自治体を取り巻く環境が時々刻々と変容する状況の中、関連する重要な計画の策定・変更等、前提となる条件がが大きく変わることも想定される。

・その時点において必要な見直しを行いつつ、連動制、整合性を図るよう努める。


2-3 SDGsの視点を取り入れた新たな総合計画について

【質問】

 市民が安心して快適な暮らしを営んでいける持続可能なまちづくりを進めるために、SDGsの視点を取り入れた総合計画を策定するとのことですが、具体的にどの様な手法をもって整理されるのか、SDGsの取り組みは市民ぐるみの活動として取り組むことが必要と考えますが、総合計画策定作業における市民参画の在り方に対するお考えについても、併せて伺います。

 また、グランドデザイン構想が先に示され、総合計画策定作業はこれからが本番と考えますが、一部ではありますが、令和6年度市政方針等には、グランドデザイン構想に示された新たな公共施設整備の推進が盛り込まれています。

 総合計画がまちづくり推進の最上位計画になるものと考えますが、新たな総合計画策定作業において、グランドデザイン構想をどの様に位置付けて行くのか、市長の見解を伺います。


【答弁】

(次期総合計画の策定に関し、SDGsの視点ついて)

・昨今、社会経済環境の変化は速度を増しており、人口減少や少子高齢化といった課題のほか、今般の新型コロナウイルス感染症による人々の行動変容やデジタル化の進展、気候変動に起因する様々な変化など、市民生活や行政を取り巻く環境は大きく変化している。

・次期総合計画の策定にあたっては、時代の潮流に的確に対応するとともに、「故郷根室」を次の世代に良好なかたちで引き継いでいくためにも、SDGsの視点も踏まえ、地域力が最大限に発揮されるよう、全面的な市民参画のもと全職員の英知を結集して取り組む。


(次期総合計画に関し、公共施設グランドデザイン構想の位置づけについ)

・本市における最上位計画は「根室市総合計画」であり、各行政分野の個別計画や施策は総合計画に即して展開している。

・このため、本構想も同様に、本年度から令和6年度の2ヶ年をかけて進めている、今後10年のまちづくりの基本的な指針となる「新たな総合計画」を策定する際の指標になるものと捉えている。

・各行政分野の個別計画等に反映していくことはもとより、整合性も図りつつ、持続可能なまちづくりに繋げる。


※意見等として

 SDGsの視点も踏まえ、地域力を最大限に発揮されるよう全面的な市民参画のもと取り組むとのご答弁ですが、SDGsに関しては、まだまだ、市民全体に浸透しているとはいいがたい状況ではないでしょうか?

 是非、多くの市民に対し伝える取り組みが必要と考えます。

 総合計画の策定作業の推進が、一つのきっかけづくりになるものと考えますので、しっかり取り組んでいただいきたい。

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