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執筆者の写真toshiharu honda

令和6年6月定例月議会・一般質問その4

更新日:6月26日

4.豊かな自然と共生する持続可能なまちづくりについて

(1)カーボンニュートラル推進との共生について

 石垣市長は、昨年の市政方針において、ゼロカーボンシティを表明され、その取り組みを進められているものと認識しております。

 市長も述べておられるとおり、「根室市の持つ独自の自然環境や景観を未来に繋ぎ、持続可能な地域づくり」、この大変重要なキーワードを前提とし、根室市として、自然との共生に対して明確な方針をもって、未来に繋げるカーボンニュートラル推進への取り組みとすべきと考えます。

 昨年、6月には、従来の風力発電施設に加え、太陽光発電施設の建設事業に関し、事業者に対しする指導要領(ガイドライン)が策定されていますが、この指導要綱に基づく、運用状況について、お伺いします。

 また、釧路湿原周辺における相次ぐ太陽光発電施設の建設が、希少な動植物、生態系への影響が懸念されるなかで、釧路市も昨年ガイドラインを示していますが、条例化による規制の強化も検討されていると聞いております。

 これまでも、議会議論の中で、条例化の必要性が議論されておりますが、根室市として、今後、どの様な対応、対策を想定されているのか見解を伺います。


【市長答弁】

・昨年6月、太陽光発電施設の建設に関する指導要領を新たに策定したほか、風力発電施設建設に関する指導要領の改訂を実施し、事業計画段階から市や地域とのコミュニケーションが図られていることから適切に運用がなされているものと認識している。

・しかしながら、道内市町村において再生可能エネルギー施設に関する建設規制の条例化が進むことで、条例が無い市町村での建設が、進む懸念も潜在的にあることから、本来であれば、広域自治体である北海道が対応すべきものと考えてはいる

・釧路市をはじめ近隣自治体の動きも踏まえながら、現行の指導要領を基本とした条例の検討を担当課に指示した。


【要望のみ】

 ご答弁ありましたとおり、再生可能エネルギー施設に関する建設規制の条例化が市町村が個々の対応では、条例の無い市町村に建設先が移っていくことが懸念されており、釧路市周辺でもその様な状況にあったと聞いております。

 北海道に対して全道規模のルール作りの検討の要請も必要ですし、隣接自治体の状況も踏まえた対応・対策への取り組みも急ぐべきと考えますので、条例化の検討を推進していただきたい。

 

(2)豊かな自然と共生するための環境整備への取り組みについて

 根室市の持つ独自の自然環境や景観を未来に繋ぐためには、多くの市民がこのまちの自然環境や景観に誇りをもって次代に継承していく、市民参加の取り組みが必要です。

 根室十景をはじめ、素晴らしい自然環境を家族や友人と、いつでも楽しめるように、また、地方から来られるお客さんをご案内できるように、市民が自ら楽しみ、おもてなしの心をもって、このまちの素晴らしさを伝えるためには、豊かな自然と共生するための環境整備への取り組みが必要と考えます。

 これまでも、景勝地等で様々な環境整備の取り組みが行われおりますが、現在利用できない春国岱の木道や落石灯台へ向かう木道等、中々、環境整備が進まない現状です。

 今後、国定公園化の話もありますし、根室10景をはじめとする自然環境や景観ポイントについて、自然との共生を前提としつつも、多くの市民が、根室を訪れる方々が、安心して素晴らしい自然を堪能できるような環境整備について、総合的な計画を取りまとめ、抜本的な対策に取り組むべきと考えますが、市長の見解を伺い、壇上からの質問とします。


木道が利用できた2017年,2018年春国岱の様子です。


【市長答弁】

・根室十景は、昭和54年の選定以降、市民や観光客への認知向上のため標柱を設置したほか、安心して散策できる遊歩道の設置や駐車場、トイレの整備など拠点整備を図ってきた。

・しかしながら、三方を海に囲まれたこの地域特有の厳しい自然環境の中、これらの施設を維持していくことは容易なことではない。。

・これまでも春国岱や落石岬へ通じる木道をはじめ、車石の散策路など、何度も修復してきた経過がある。

・市としては、自然と共生し、優れた環境を未来へ繋いでいくことは我々世代の大事な役割と認識しており、総合的な計画の有無に関わらず、「(仮称)野付半島・風蓮湖・根室半島」の国定公園化の動きも見据えながら、市民や来訪者が根室ならではの自然を堪能できるよう必要な環境整備を図っていく考えであ


【意見要望として】

 SNSで、春国岱や落石の木道通行止めの投稿を見ながら、施設の所管の事も含め、情報収集も含め、動いてみました。

 また、と合弁のとおり「(仮称)野付半島・風連湖・根室半島」の国定公園化の動きを、されには、豊かな自然と共生、未来に繋いでいくためには、計画的な環境整備、その見える化への取り組みが必要と考えました。

 環境整備のための総合的な計画をまとめ、多くの市民が豊かな自然を、その自然との共生に取り組んで行く、環境整備に関するグランドデザインを策定、次代に継承する取り組みのベースとしては、いかがでしょうか? 

 明確ビジョン、デザインがあれば、財源対策としてクラウドファンデングの活用、或いは、公共施設維持管理基金の利用等も考えられます。

 是非、豊かな自然との共生を目指す総合的な環境整備に取り組んでいただきたい。


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