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執筆者の写真toshiharu honda

12月補正予算一般会計補正第8号について

更新日:2021年12月26日

今回の補正予算は、ふるさと応援寄付者に対する「返礼品贈呈経費」の増額、人員確定等に伴う「職員給与費」の減額、その他事務・事業の執行上支障のある経費の補正、歳入歳出予算各88億5千4百万円の増額補正です。補正後の予算総額は37億2千4百万円。


以下の項目について確認等を含め質問に立ちました。


歳入予算「普通交付税」386,927千円、「前年度繰越金」602,373千円と歳出予算「積立金」の財政調整基金598,000千円、減災基金130,000千円の関係を確認

地方財政法第7条により、剰余金のうち1/2以上を基金へ積立又は地方債の繰上げ償還の財源へ充てなければならないとされていますので、財政調整基金の内3億円はルールに基づく積立(答弁)。

※残り積立についいては、新庁舎移転時の備品の整備等計画的な活用を考えてほしい旨要望。


歳入予算「繰入金」2,703,895千円

・公共施設等維持補修基金繰入金 200,000千円の減額理由

じん芥処理費の財源に充当する計画でしたが一般財源措置することになったため減額

公共施設等維持補修基金残の確保・次年度以降の事業に充当

・ふるさと応援室内遊戯施設整備等基金 100,000円の減額理由

北海道の「地域づくり総合交付金事業」100,000円の採択に伴い財源を組み替え

この1億円についてはふるさと遊びの広場「わんぱーく」の管理運営のため基金に積戻す

・ふるさと応援基金繰入金 3,049,456千円の増額理由

歳出予算 ふるさと納税推進事業経費3,058,479千円に充当

※ふるさと応援寄付者への返礼品2,400,000千円、ふるさと納税サイト利用手数料等605,955千円が主な費用


歳出予算「積立金」5,728,436千円

ふるさと応援関連13基金の今回の補正後の積立総額、活用額、年度末基金残の状況について確認

本年3月に基金の積立目標が示されており、その目標額を想定しつつ、12月末までの寄附金見込み額を100億円として、12月補正として50億円を補正したもの。


市提供の補正予算資料等をベースに作成した個人資料(若干の誤差あり)


ふるさと応援寄附金関係の積立ルールに関する意見として 

計画的に積み立てることは大前提と考えるが、時々の事情を考慮し基金間の積立目標を柔軟に見直すことも検討すべきと提案。

例)積立基金に漁業資源増対策強化基金もあり、赤潮対策等経済的課題への対応等へ重点的に充当することも検討すべき。



春国岱原生野鳥公園木橋補修工事 26,269千円(当該年度予算6,413千円)

事業概要の確認(これまでの経過、破損原因や補修方法をチェック)

補修工事は 令和4年1月 契約締結・準備工を実施、工事は令和4年4月から7月まで。

北海道が所管している木道部分の補修についても北海道と連携し整備に努めていただくことを要望。


公営住宅等整備事業 71,234千円増額補正の事業採択の在り方について確認

この事業は、社会資本整備総合交付金の採択により追加補正された。

次年度計画していた事業の前倒し採択で、実際には、次年度事業(繰越明許事業)となる。

この様な状況は社会資本整備総合交付金対象である道路、河川、海岸、まちづくり、下水道、港湾等々全ての事業において例年起こっており、市の計画と事業採択に差異が生じている。

社会資本整備総合交付金が、市町村にとっては通年予算の原則になじまなく、使い勝手に疑問を感じることをこれまでも指摘してきた。

市として、これまでの採択状況や計画全体の達成度等を確認しその実態を北海道等へ伝え、より使い勝手の良い交付金となるよう取り組むことを要望、議会も連携し取り組むことを確認。

本交付金の概要資料に自治体が自ら整備計画の事前評価・事業評価を実施しHP等で公表することも示されているから、根室市として事業評価に取り組むことを要望。

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