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執筆者の写真toshiharu honda

10月定例月議会・補正予算審査


●一般会計補正第5号 4,958,602千円の増額補正

 ふるさ応援寄附金に対する「返礼品贈呈経費」及び北海道赤潮対策緊急支援事業に基づく北海道水産多面的機能発揮対策協議会負担金の増額補正など

【主な歳出補正】

・ふるさと納税推進事業軽費 1,250,000千円

・財産及び基金管理経費 3,580,378千円

・感染症拡大防止対策事業経費 39,160千円

・水産業振興経費(赤潮被害対策) 32,022千円

・歴史と自然の資料館管理運営経費 10,567千円


●水道事業会計補正第3号 債務負担行為の補正 

 桂木浄水場運転管理等業務委託(令和4年度から令和9年度):限度額682,055千円


下水道事業会計補正第2号 債務負担行為の補正

 根室下水終末処理場他運転業務委託(令和4年度から令和9年度):限度額1,303,125千円


一般会計補正第6号 314,150千円の増額補正

 物価高騰等により影響を受けた市民や事業者に対し、国の総合経済対策に伴う住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金及び、地方創生臨時交付金の限度額が示されたことから、原油価格・物価高騰緊急対策に要する経費の増額補正

【主な歳出補正】

・原油価格・物価高騰緊急対策事業経費(福祉灯油事業)20,327千円

・物価高騰緊急支援給付金給付事業経費 203,471千円

 非課税世帯等に対し一世帯あたり5万円を給付(12月中に支給)

・水道事業会計支出金 85,852千円 ※水道事業会計補正第4号

 物価高騰等による経済的負担軽減策としての水道料金基本料免除(12月から3月検針分)

・農業用水会計繰出金 1,450円 ※豪行用水会計補正第2号

 水道事業会計同様の措置


以上の補正予算案の審査を行いました。


以下の項目について質疑を行いました。


財産及び基金管理経費 3,580,378千円

(1)前年度繰越金(1,060,000千円増)を財源とする

  財政調整基金 560,000千円

  減債基金 200,000千円

  廃棄物処理施設建設基金 200,000千円

  備荒資金組合納付金 100,000千円

  の積立の根拠や目的等を確認

財政調整基金とは

 年度によって生じる財源の不均衡を調整するために、財源に余裕がある年度に積み立てておくもので、地方公共団体の貯金のことです。

 本来、地方公共団体は、経済不況等による大幅な税収減によって収入が不足したり、災害の発生による多額の経費の支出が必要になるなどの不測の事態に備え、財政調整基金を積み立てておく必要があります。

→積立方法・根拠

地 方財政法第7条により、剰余金のうち1/2以上を基金へ積立又は地方債の繰上げ償還の財源へ充てなければならないとされています。  減債基金は地方債の償還を計画的に行うために設置される基金

廃棄物処理施設建設基金は本年3月に設置された基金で、新しい廃棄物処理施設建設に向け事業費の積み立てを開始したもの。当初予算1億円、今回2億円を追加措置

備荒資金組合納付金は市町村が災害に因る減収を補てんし、又は災害応急復旧事業費その他災害に伴う費用に充てるための積立を行い、隣保相扶の精神に則り相互の福利増進や財政運営の健全化を図るための、管理主体となる北海道市町村備荒資金組合への納付金


令和3年度決算において1,113,919千円の実質収支(黒字)となったことから、それぞれの基準・ルール等に基づき、基金への積み立てを行ったものです。


財政調整基金、減災基金、備荒資金納付金(超過分)が根室市の貯金といえる基金です。

令和4年度の積み立てを加え、32億円を超えています。


(2)ふるさと応援寄附金関連基金 2,500,000千円

 ・各関連基金の今補正の積立の基本な考え方を確認

 →令和3年3月改定の地方創生の推進等に関する基金管理新4カ年方針に基づき積立て及び運用をおこなっている。(※4カ年で500億円のふるさと応援寄附金を見込んみ積立、運用を計画したもの)

 ・10月時点におけるふるさと応援寄附金の状況について

 →今回の25億円の補正を加え今年度積立見込額は現時点で50億円を想定したもの。今後の寄附金の状況を見極め追加補正が行われる。(※今のところ昨年同様で推移)



10月補正分までの今年度基金管理・活用状況です。

これまでの予算措置等をもとに自作した資料です。


こちらも自作資料です。

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