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令和5年9月定例月議会・令和4年度決算審査/介護保険事業会計

更新日:2023年10月11日


決算審査用に準備した資料等をベースに質疑内容も含め会計の状況を整理しました。この会計は、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第8期 R3-R5)に示された施策展開の考え方、サービス提供量の見込、保険給付費の見込がベースとなりますので、決算数値についても、この計画との比較に視点を置いて、各事業等のチェックをしています。



根室市の介護保険事業の推移について

① 高齢化率   36.0%(全道平均32.8%)

② 1号被保険者 要支援 730人 要介護 1,064人 計1,794人

③ 介護認定率  21.5%(上昇傾向)全道平均21.5% 全国平均20.6%

④ 介護保険料   4,300円(全道平均5,693千円)※次期5,000円へ

         ※全道35市中35番目(最も低い保険料)

⑤ 介護保険の収納率

※特別徴収は支給年金より自動引き落としとなるため100%

※普通徴収は、65歳となる初年度分


介護保険事業計画【概要版】第8期計画のポイント


 第8期計画は、団塊の世代が75歳以上となる令和7年(2025年)の高齢者の状況や介護サービスの中長期的な推進等を見据え、地域包括ケアシステムの強化に向けた取組みを総合的・体系的に整理、高齢者の福祉や介護の様々な課題に対応することが目標。

・市内全体の介護職員等介護人材の計画対比不足人数を確認

→現在52名が不足(介護士39名、看護師7名、ケアマネージャー3名、機能訓練士1名

・介護報酬改定における介護職員の報酬改善や根室市独自の人材確保対策への取り組みが必要

→看護師に関しては就業準備助成金(従事者)や看護師確保定着支援助成金(医療機関)を新たに制度化、介護人材の核のについては、確保策、定着策、向上策を掲げ取り組んでいる。定着策として資格取得後3年以上勤務うした方への祝い金支給や資格取得のための研修費用の助成などを行っている。

※根室市介護人材確保対策協議会の連携のもと、報酬のあり方も含め、根本的な待遇改善となるよう、他都市の状況等も調査し、対策・対応に努めていただきたい。

・ 家族等の介護力が不十分と感じる事業者77%という数字も気になる。家族にとってもおそらく多くの方々が初めての経験でもあり、とまどいもあるとおもう。支える仕組みづくりも根室版包括ケアシステム構築にとって大事なテーマの一つであり、検討していいただきたい。


介護保険事業計画のポイント

① 介護保険サービスの提供施設に対する考え方 計画P64

② 医療と介護の多様な職種による連携推進 計画P50

③ 介護保険事業に関するサービス量の見込み 計画P69

 ※サービス量をカバーする組織・人材は?

 ※訪問リハビリテーション、介護予防訪問リハビリテーション

 ※計画P69 訪問入浴介護 人材不足の問題(現在人材不足により事業が出来ない状況)

 ※計画P71 通所介護(デイサービス)はまなす園

④ 介護保険事業運営基金について 計画P83 予算集計表 

  ※基金の残(R4末 369,405千円)

  ※取崩の状況(計画期間中99,000千円 → R3,R4計 12,500千円)

⑤ 介護月額保険料 4,300円への据え置きについて 計画P85

 ※基金の活用により4,600円を4,300円に据え置き

地域包括ケアシステムの構築について 計画P27 

⑦ 介護保険制度の適切な運用について 計画P30


介護保険事業に関する見込み(計画と実績の違いについての批評・分析)

①訪問介護 計画209,860千円 決算177,716千円 ▲32,144千円

②訪問看護 計画 29,068千円 決算 13,403千円 ▲15,665千円

③通所介護 計画130,467千円 決算 88,703千円 ▲41,764千円

④通所リハ 計画 78,892千円 決算 44,670千円 ▲34,222千円

⑤短期入所生活介護 計画 19,181千円 決算 2,679千円 ▲16,502千円

⑥特定施設入所者生活介護 計画160,035千円 決算 1139,036千円 ▲20,999千円

⑦認知症対応型通所介護 計画21,625千円 決算 64,714千円 43,089千円増

主な計画対比減要因はコロナによる利用者の減

 認知症対応型通所介護の増は、新たな施設が整備されたことに伴う増等


根室版地域包括ケアシステムについて(チェックポイント)

地域包括ケアシステムの強化に向けた取組みを総合的・体系的に整理を!

・介護保険サービスの確保・充実の現状と課題

・介護人材の確保・定着・育成の現状と課題

・医療との連携についての現状と課題


※事例として住み慣れたこの街を離れざるを得ない方々?選ばれないまち?課題は?


以下の様な考えの下、この会計の審査を行いました。

 二年後の2025年、団塊の世代が75歳を迎える時を目途として、住み慣れたこのまちで暮らし続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供できる仕組みづくりを目指す取り組みとして根室版地域包括ケアシステムが取りまとめられ、アップデートをしながらか、課題解決に取組んでいるところです。

 安心して住み続けることができる仕組みづくりは、そう簡単ではありません。思いがあっても、将来に対する不安・心配要因を秤にかけて、都市部へ、家族の住むまちへと転出するかたもおります。

 高齢化率が35%を超え、介護の必要な方々も増えるなか、これまで経験したことのない取り組みへの挑戦が求めれているものと考えます。

 現在、根室市の介護保険料は都市部では道内一低い4,300円ですが、これは、提供すべサービスがないこと、不足していることによりサービス給付を受けられないためとも言えます。

 今後とも、根室市版地域包括ケアシステムを医療・福祉・介護そして生活環境と多角的な視点から、また、支える人材確保、サービス提供施設の機能充実等々様々な課題に取り組むことが重要であり、窓口となる行政組織の充実も含め、「住み慣れたこのまちで暮らし続けることができるよう」、次期計画の策定、包括ケアシステムの充実に努めなければならないと考えます。


以上


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