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10月定例月議会代表質問その1

1.止まらない人口減少問題のまちづくりへの影響と今後の取り組みについて


【質問】

 根室市の人口は、所信表明で述べられたとおり9月末現在、23,667人(外国人含む)です。人口のピークは 1966年の 49,896 人この 56 年間で52.6%減と人口減少に歯止めがかからない状況が続いています。  人口減少問題は私たちの暮らしに様々な影響を及ぼすことになりますので、人口減少の将来見通しを見定めことが重要であり、危機感を持ちつつも、しっかりとしたビジョンを持って様々な施策展開に取り組むことが必要と考えます。

 そこで、はじめに、止まらない人口減少問題をどの様に分析されているのか、また、人口減少がまちづくり推進にあたえる影響をどの様に考えておられるのか、そして、この人口減少が続く状況化、今が正念場とのお考えですが、今後どの様な、施策の推進・展開への取り組みを計画されているのか、市長の見解を伺います。


【市長答弁】

●人口減少に対する認識について

 人口の東京一極集中は、依然として加速しており、道内においても札幌圏への集中に歯止めがかかっていない状況が続いています。

 本市の総人口は、生産年齢人口の転出超過が構造的課題として半世紀にわたって続き、加えて、この20年間、死亡者数が出生数を上回る自然減の拡大などの要因により、本年9月末現在の23,66人から、2030年には、約19,600人となり、2040年には、約15,200人と推計しています。

 市として、こうした状況は、まちの衰退を招くばかりでなく、医療、介護サービスのほか、教育環境など様々な分野に、更なる課題をもたらすものと危惧しており、これらの課題に真摯に向き合い、人口減少を見据えたコンパクトなまちづくりが必要と考えています


●人口減少を見据えたまちづくりについて

 市政の推進にあたっては、まちづくりの核となる「活力ある産業」という強靭な基盤がなければ、人口減少の抑制対策なども、その効果を存分に発揮することができないものと考えます。

 このため、将来の人口減少に真摯に向き合い、人口減少のスピードを抑制する取組みと並行して、人口減少社会においても、根室市が有する可能性を最大限に引き出しながら、産業振興をはじめ、医療・福祉の充実、防災・減災対策など、喫緊の課題解決に向けて、また、中長期の視点に立ち、まちづくりの基盤となる人材の育成などに努め、市民誰もが住み慣れた根室で生き生きと暮らすことができるまちの実現を目指します。


2021/3月末のデータです。(一年ふるいのですが...)


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