決算審査用に準備した資料等をベースに質疑内容も含め会計の状況を整理しました。
汚水処理事業特別会計の決算状況の推移
※汚水処理使用料の減要因 → 加工原魚の減少とともに処理量が減っている。
※処理施設の利用企業の数
→ 現在11社(食品製造8社、冷凍倉庫1社、製氷業1社、市施設1件)
※処理応力
・沈殿槽内の掻き寄せ機の故障、第2調整槽メインスクリーンの故障等により
→ 最大400㎥に対して、稼働率5.4%で令和2年度は年間使用量1万トン(1万㎥)を割り込んだ。
この会計の課題(チェックポイント)について
・水産業を取り巻く環境は依然厳しい
・企業移転等の促進 → ※会計の問題ではなく企業誘致等大きな視点で考えるテーマ
・施設利用率の向上 → 方法はあるのか? 検討されているか?
・老朽化施設の今後の在り方をどう考えているのか
※令和3年度に流通加工センター汚水処理施設整備計画を策定(延命化を判断)
令和3年度に策定された「流通加工センター汚水氏処理場整備方針」について
〇重点箇所の改修で10年から20年程度の延命化が可能 R2/8
→ 施設整備案をとりまとめることとし、継続協議とした。(R2/11)
〇現状における施設の課題 → 課題の検証及び整備方法検討
・沈殿槽内の掻き寄せ機が令和元年7月に故障、その後稼働していない。
→既存の掻き寄せ機の修繕。(約700千円)
・第二調整槽メインスクリーンが平成24年に故障、その後使用していない。
→汚水処理に問題ない。サンマの取り扱いが増え汚水処理に影響あれば設置検討
・沈殿槽株のコンクリートに薄い箇所あり
→経年劣化ではなく、沈殿槽移設の必要がなく現状維持。
・施設・設備の経年劣化
→コンクリート躯体の状況は比較的良好。計画的に修繕・更新を施す。
〇整備方針
・沈殿槽既設の掻き寄せ機を修理することで、今後10~15年施設の継続使用可能
・概ね10年後の令和13年度に大規模改修の有無を再度検討。
※点検委託している新日本フェザーコア(株)の報告書を注視
〇特別会計の状況
・加工原魚となる漁獲量の減少に伴い、汚水処理料が減少
→一般会計繰入金は2千万円前後で推移
・現在の汚水処理料は1㎥当たり420円、受益者に全額転嫁は厳しい状況
※1㎥当たりランニングコスト 令和2年度 2,992円
→汚水の受入れ量の減少に伴う収入減等が原因
※これ以上の使用料単価アップは難しい
→会計として経費節減に努めつつ、運営上の不足額は一般会計繰出金で補填。
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