予算審査特別委員会/令和7年10月定例月議会
- toshiharu honda

- 10月17日
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10月15 水曜日 予算審査審査特別委員会が行われ、一般会計補正予算(第3号)ほか6事業・特別会計の補正予算案の審査を行いました。
今回の補正予算案は、寒冷地手当の見直しに伴う影響額の補正(提案全会計)に加え、一般会計はふるさと応援寄附金関連予算の決算見込みに基づく追加補正等が主な補正要因です。
一般会計補正予算額は6,463,141千円の増額補正 補正後の予算額 33,272,722千円
歳入予算の主な補正項目
・財産収入 財産売却収入 11,505千円増
・ふるさと応援指定寄附金 4,250,000千円増
・ふるさと応援基金繰入金 2,125,000千円増
※ふるさと応援指定寄附金の1/2がふるさと納税推進事業経費(ぞの財源は基金繰入金)
・繰越金 51,330千円増
歳出予算の主な補正項目
・ふるさと納税推進事業経費 2,125,000千円増
・財産及び基金管理経費 4,322,923千円増
・自立支援給付システム改修業務委託料 1,760千円
・特定教育、保育施設運営経費 2,399千円(ルームエアコン整備)
・職員給与費 6,493千円 など
ふるさと納税関連予算を中心に以下のとおり質疑項目を準備、質疑に立ちました。
事項別明細書
歳出予算P8 ふるさと納税推進事業経費 2,125,000千円
歳入予算P4 ふるさと応援指定寄寄付金 4,250,000千円 1/2を予算措置
質問1 記念品について
寄附金額の3割相当→1,275,000千円であるが、1,487,500千円は送料等各事業所の経費分を含む金額で寄付金額の35%相当になります。
30%が商品であれば送料等必要経費分は5%。一例であるが、1万円の寄付金の場合 3,000円が返礼品、送料等は500円であるが、事業者にとっては送料だけでも赤字になるのではないか?
答弁要旨
・今後の寄附の受入れを見越し、寄附者への返礼用記念品の贈呈費用として、現計予算額7億円から14億8,750万円を増額し、補正後の額を21億8,750万円とした。
・補正額の積算は、寄附額の区分に応じて、返礼品調達費用を寄附額の20%から25%に、また、発送経費として10%から15%で計上、合わせて35%として積算した。
・寄附金0,000円の場合、返礼品調達費用を20%、発送経費15%、計35%として積算。
意見等として
寄付者への返礼品は30%以内ですが、できる限り、30%に近い返礼品となるよう、送料等のありか方の検討が必要。(これまでも述べてきた点)
事業者の採算ラインをどの様に考えておられるのか?根室市の場合、水産加工品が中心であり、冷凍・冷蔵での発送になり、送料も高くなりますし、関東、関西、四国・九州等も金額が異なります。協力いただいている地元へのリスク回避と寄付者への返礼品の充実を!
質問2 手数料 574,858千円 は13.5% にもなる。
直近のふるさと納税ポータルサイトの利用料(契約単価)は寄附金の何パーセントになるのか?各ポータルサイトそれぞれの率を説明いただきたい。
答弁要旨
・報償費同様に寄附の受入増を見越し増額補正である。
・各ポータルサイト利用手数料は、契約に基づき、寄附額の8%から12%として積算し、全体として約11%を計上した。
・決済手数料及び寄附管理システム等の費用として約1.5%
・税控除に要する費用として、オンラインワンストップ特例申請処理費用として1%程度を計上。
意見等として
ふるさと応援寄附金の運用ルールは何度も改正されている。寄附金の30%が返礼品、諸経費が20%とイメージしていたが、現状では、返礼品が20%、諸経費が30%にもなる。ふるさと納税自体が、地方を応援することが目的で、納税自治体の組み換え的な制度であるが、その税金の30%が諸経費になってしまう現状には疑問を感じる。返礼品単価30%を目指す努力も必要。
質問3 国の制度変更によりポイント還元が10月から禁止になり、9月は駆け込み寄付が多くなるとの報道があったが、根室市でも駆け込みの寄附があったのか?
答弁要旨
・昨年の告示改正により、募集適正基準に関する新たな項目として「寄附に伴いポイント等の付与を行う者を通じた募集の禁止」が追加され、本年10月1日から適用された。
・例年、年末の12月に集中していた寄附が9月に早まったことは全国的な傾向であり、根室市においても同様の結果となった。
・8月が前年の2.3倍、9月が5.7倍となった。
質問4 また、各ポータルサイトとの契約において、市としては、ポイント還元に対して負担をしているのか?
答弁要旨
・市として、これらのポイントに対する費用負担はない。
質問5 通信運搬費43,818遷延、印刷製本費14,371千円と大きな予算措置であるが具体的にどのような支出なのか、内容を説明いただきたい。
答弁要旨
・印刷製本費は、寄付金受領証明書等の発送費用として、33万部余りの各種封筒の印刷と返礼品に同梱する市長メッセージ55万部のチラシ作成に要する印刷費用。
・通信運搬費は、33万部の寄附受領証明書の発送と、ワンストップ特例申請書の返送にかかる郵送料。
質問6 各基金への積み立ては単年度の積み立て目標額125億円に対して、10月補正後の予算措置額は625千万円で、積立目標額の1/2になり、各基金毎の目標額の1/2になるよう今回補正予算措置がされています。
この中で、ふるさと応援基金本体は、33億7千5百万円とすべきところが、28憶1千万円と5億6千5百万円少なく、一方で、総合体育館建設基金は、2億3千5百万円とすべきところが、8億円と5億6千5百万円多く積立られていますが、総合体育館建設基金については、3か年で47億円を積立てる考えに沿った対応と考えてよいのか?総合体育館建設基金の増額分をふるさと応援基金本体で調整することにしということか?
答弁要旨
・ふるさと納税の受入額62億5千万円を見込んだことを踏まえ、関連基金への積立金につき増額補正を行った。
・その配分については、「地方創生の推進等に関する基金管理方針」いわゆる10ヵ年方針に掲げる積立計画に基づき予算計上した。
・総合体育館建設基金については、本計画の中で、令和7年度、8年度にそれぞれ16億円、9年度に15億円、合計47億円を積み立てる計画とてり、これに沿った対応を行った。
質問7 総合体育館建設基金の積立目標額は60億円にもなるが、現在、ストップしている実施設計作業、更には、その後の工事等はどの様な条件が整った時点再開されるのか?
答弁要旨
・正確な事業費の算定には実施設計が必要。新年度予算編成に向け、実施設計の予算措置も含め、補助金、地方債の活用等の考え方について方向性を示すよ取り組む。
質問8 備考資金組合納付金 29,100千円は、歳入予算P3 根室市土地開発公社出資金清算収入 5,000千円、P7 雑入 根室市土地開発公社清算金 24,108千円を超過納付金として積み立てるということか?
この積み立てにより、土地開発公社関連の超過納付総額はいくらになるのか?
答弁要旨
備考資金超過納付金のうち土地開発公社関連の積立総額は、
補正前906,000千円 今回補正措置額 29,100千円 補正後935,100千円
※備考資金組合超過納付金残高はt19億円に
質問10 この財源を活かす新たな基金設置は考えないのか?考えないとすれば、どの様な事業の財源として活用を総手しているのか?
答弁要旨
財政調整基金同様に自由度の高い財源であり、根室市として計画している公共施設整備とその維持管理等の財源として想定。※現時点で、特定目的基金の設置の考えはない。
意見等として
土地開発公社の解散により積立た約9億円であり、もともとが駅前の用地が主な管理資産であったことを考えれば、駅前の再開発を想定した財源として使用目的を定めておくのも一つの手法であり、また、財政調整基金も標準財政規模の10%から15%程度と記憶しているが、自由度の高い財源を膨らませるには抵抗がある。引き続き、適切な財源管理に努めていただきたい。
総合運動公園内わんぱーくに整備された遊具 ふるさと遊びの広場「わんぱーく」の上屋、遊具の整備、施設運営費はふるさと応援寄附金を原資とする屋内遊戯設備整備運営基金等で措置されています。







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