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令和5年12月定例月議会一般質問/中心市街地の活性化について

更新日:2023年12月29日

(1)まちなかサロン恋問の閉鎖について

 10/31をもって「まちなかサロン恋問」の活動が終了しました。突然の話で驚いておりますが、根室市中心市街地活性化推進協議会に対して、このまちなかサロン恋問の運営助成をしてきた根室市としては、今回の施設閉鎖をどの様に捉えているのか、様々、賑わい創出活動に影響があるものと考えますが、今後の対応に対する根室市の果たすべき役割も含め、市長の見解を伺いたます。


【市長答弁】

・本サロンは、中心市街地の空洞化対策として空き店舗を実際に利用し、チャレンジショップ等の事業を展開するまちなか賑わい創出モデル事業として、旧アイフォトの店舗跡において、平成16年に開設されました。

・その後、パン製造販売業の進出に伴い、平成17年度から旧すずき跡に移転し、地元商店街による土曜市をはじめ、フリーマーケットや、盆踊り、金刀比羅神社例大祭における休憩スペース等として、市民に利用されてきた施設です。

・本年10月末での閉鎖については、建物所有者から建物解体の方針が示され、やむを得ないものと捉えている。

・今後の代替施設等を含めたあり方等については、市中心市街地活性化推進協議会の中で検討・協議された後に、示されるものと認識している。

・市としては、本サロンがまちなか賑わい創出に一定程度寄与したものと評価しており、必要に応じて、可能な限りサポートしてゆく考えがであり、今後の検討・協議を注視する。

 


(2)中心市街地の空洞化対策の必要性について

 「まちなかサロン恋問」、賑わい創出の拠点として利用してきた現在の施設は、取り壊されると伺っております。

 中心市街地に、これまでも数多くの空き空間が出来ており、今回の恋問跡がさら地になるとことで、緑町1丁目、2丁目に更に大きな空き地ができてしまいます。

 土地の利用に関しては、地権者の協力が不可欠ですが、まちづくり、中心市街地の活性化・賑わい創出の観点から考えますと、早急な中心市街地の空洞化問題への対策・対応、より具体的な利活用のためのアイディアの取りまとめ作業が急務と考えます。

 そこで、グランドデザインとの関連もありますので、まずは、市が中心となり、まちづくりコーディネーターの方など外部有識者、商店街の皆さん、更には、次代を担う若い世代の皆さんにも参加していただき、新たな検討チームを結成し、検討作業を進めるべきと考えますが、市長に見解を伺います。


【市長答弁】

現在、緑町や商業店舗が集積する近隣の中心市街地において、施設の老朽化による解体撤去に伴い、空き地が増加傾向にあり、中心市街地の空洞化が進行しているものと認識している。

・また、中心市街地の空地については、これまでも地元商店街から、その土地の利活用について

様々なアイディアが出され、具体的な検討が行われた事がありますが、地権者の意向等を確認した結果、その実施を断念した事例もあるものと承知している。

・市としては、中心市街地の活性化に関し、現状分析及び諸課題の把握、今後のまちづくりの総合的な調査・研究は、根室市中心市街地活性化推進協議会の設置目的に含まれていることから、根室商工会議所や関係団体とともに、中心市街地の空洞化対策を検討する。



中心市街地で行われるイベント


 

 以下は、再質問用に準備した質問事項、私の考えをまとめた資料になります。質疑自体が一問一答で行いますので、市長や管理職の発言を受けて、その場で考えを述べてますので、詳しい質疑内容については、議事録(3か月後)を見て下さい。


①まちなかサロン恋問の10月末の閉鎖は、急に決まった話でなないでしょうし、建物所有者から事前に相談があったのではないでしょうか? その時点から取り壊しへの対応も含め、今後の在り方について検討・協議できたのではないかと考えます。ご答弁では、中心市街地活性化推進協議会が窓口、市はそのサポートとのことですが、この施設の運営費用は市が負担しているわけですし、担当部署を含め、市としてもっと積極的な対応が必要ではないでしょうか?

 まちなか賑わい創出に対する行政・市の果たすべき役割について市長のお考え伺いたい。


② 中心市街地の空洞化問題への対応・対策についても商工会議所や関係団体とともに検討されるというご答弁ですが、市長自身がこの空洞化の問題に危機感をもたれているのであれば、もっと積極的に動かれてもいいのではないでしょうか?

 財源的な視点から考えると、ふるさと応援寄附金の活用も含め、市が財源対策の中心的役割を担わなければならないと考えますし、現在取りまとめ中のグランドデザインとの整合性等、まちづくりの視点からも、市がイニシアチブを発揮され、検討作業を進めるべきと考えます。


③ 中心市街地の空き地に関しては地権者の協力を得なければ、色々アイディアがあっても実現は難しいと思いますが、その壁を越えなければ何もできません、何も始まりません。

 まちづくり会社を設立し空き店舗、空き地の所有者との調整を行っている商店街の取り組み事例もあります。

 まちづくりをマネジメントする組織、壇上でも述べましたが、まちづくりコーディネーターなどの専門家に協力いただき、若い世代の方々アイディアも実現できるような、新たな検討組織が必要ですしし、その組織が空き地、空きスペースを活用した事業にチャレンジするための財源措置についても、同時に、考えなければなりませんので、中心市街地の空洞化対策については、私は、市が先頭に立ち取り組むべきと考えます。


④ コンテナーハウスの活用事例、釧路のデジラボの様な事例を参考にして、にぎわい創出のための、具体的な取り組み、チャレンジ事業を、市民からアイディア募集して、企画・実践してみては?


佐賀県佐賀市のコンテナーハウス・釧路市デジラボ


⑤ その推進役として、まちづくりの推進には、その担い手としてマネージメントする人材とプレーヤーを育てる事業も必要です。財源対策も含め検討が必要と考えます。


⑥ 小さな事業からでもいいですが、動き出すことが必要なときです。

⑦ このまま中心市街地の空洞化を指をくわえて見ている時ではありませんし、大きな空きスペースが商店街の中心にできてしまう、このピンチのときこそ、チャンスに変えるチャレンジが必要だと考えます。




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