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第10期根室市総合計画の審査を終えました

更新日:2月23日

2月21日 13:30 根室市総合計画審査等特別委員会が開催され、2/5、20と行った審査を踏まえ市長総括質疑を行いました。

第10期総合計画の議会審査については、8名の議員による特別委員会が設置されて、協議会形式で各部署と事前に素案段階から協議を重ね、それらが反映された計画が議会に上程され、審査を行いました。

昨日の市長総括質疑は、これまでの副市長以下との質疑を踏まえ、市長のお考えを最終確認する場として設定。橋本委員と私が質疑を行いました。

私は以下の項目について、市長答弁を求め、計画推進に対して意見要望等を述べさせていただきましたい。



質問1

第10期根室市総合計画推進を支える、繋ぐ重要な施策テーマとして、デジタル・DX(デジタル・トランスフォーメーション)か位置付けられました。しかし、根室市としてはこの分野のノウハウが充実しているといえませんので、今後どの様にDX推進、総合計画推進に位置付けるのか、自治体DX推進に対する考え方について、市長の考えを伺いました。

【市長答弁】

・自治体DXの推進は、限られた職員数の中で、市民サービスの向上や経費の節減・効率化、行政の透明性を図るうえで欠かすことのできない取り組み。

・根室市では、ふるさと納税においてDXを導入、AIやPRA,ロボットのほか、市内事業者へのシステム提供などを通じて、大幅な業務の効率化を図った。これらのノウハウを活かしながら、DX推進に取り組む。

・総合計画の審査に当たっては、保健・医療・福祉の分では、医療・介護人材の確保、都市基盤の分野では、地域交通の運転手確保、産業経済分野では漁業はど一次産業の担い手対策、教育分野では子どもたちがのびのびと安心して成長できる環境づくり等について、意見をいただい。

・これらの課題、いずれも人材あっての公共サービスである。「人材確保」。まさに、この先10年のまちづくりを見据えたとき、新たな総合計画の重要な課題であり、それらを補完し、限られた人的資源の再配分を進めていく上で、自治体DXに取り組みたい。

・総合計画にかかげる「共創のまちづくり」の理念のもと、市民、企業等さまざまな知見を持ち寄り、地域課題の解決、故郷ねむろの更なる振興を図る。


意見として

・ふるさと納税で取り組んだDXについて全庁的に活用を検討すべき。

・共創の考えの下、地域の弱みでもあるデジタル・DXの推進には外部の専門家、企業の協力が不可欠であり、人材派遣も含めい、推進体制づくりに取り組んでいただきたい。


質問2-1

(安心して健やかに暮らせるまち 地域医療の充実

地域医療のあるべき姿について

地域医療の充実は大きな課題であり、10年後を見据えるなかで、今後、どうあるべきか、課題認識も含め、目指すべき方向性について市長の考えを伺う。

【市長等弁】

・地域医療は市民が住み慣れた地域で健やかに安心して暮らしていく上で、かけがえのないものであると認識している。

・慢性的な医師、看護師不足など地域医療を取り巻く環境は非常に厳しいと捉えている。

・将来にわたって良質な医療が受けられる地域医療体制を構築するためには、医師や看護師など医療従事者の安定的な確保が重要であり、これまでも、様々な対策に取り組んできた。

・昨年秋に、医師会とも医療現場の現状や課題について意見交換を行い、看護師確保に苦慮している声もいただいている。

・今後も継続して各医療機関が抱える課題や対策等について協議していくとともに、市民の求める医療についても把握しながら、、今後の地域医療の在り方について検討していく。

意見等として

地域に不足している療養病床の問題もの含め、この地域でできること、できないことの整理とその対応・対策について、市民の理解を得る様な市民参加の検討が必要であり、新たな検討組織の設置も含め、早急に、取り組んでいただきたい。

医療は、「選ばれるまち」にとっても重要なキーワードであり、その充実への取組を!


質問2-2

(安心して健やかに暮らせるまち 地域医療の充実

次期総合計画期間中における病院経営について

市立根室病院経営強化プランについては、令和9年度までの計画期間であり、次期総合計画の前半で終了することになるが、10年後の目指す姿の主要取り組みに、この経営強化プランが記載されちる。計画期間における病院経営、経営改善をどの様に取り組まれるのか市長の見解を伺う。

【市長答弁】

・現時点で病院事業を設置する団体に対して求める国の医療施策への対応や地域において果たすべき公立病院が担うべき役割・機能等については、総務省が令和4年3月に示した、公立病院経営強化ガイドラインが最新の指針。

・このガイドラインに基づき策定した市立根室病院経営強化プランが当面の取り組むべき基本と考えている。

・地域医療を守り続けることは、地域社会の崩壊を防ぐ要であるとともに、市民が安心して暮らし続けるための最優先施策である。

・医療人材の確保を図りながら、医療サービスの継続的、安定的な提供を図る必要があるものと認識している。

・引き続き、人口減少や根室圏域等の医療ニーズ、医療制度の動向、さらには医師や看護師など医療従事者の体制を見据えながら、将来にわたり、市立病院が眠地域の中核的な医療機関としての役割を果たすとともに、安定した病院経営が可能となるよう努める。

意見等として

・国から示された計画期間後においても、市独自の計画を策定、切れ目のない経営改善、病院運営に努めていいただきたい。(過去に、国から示されるガイドラインがと切れた期間があり、市立病院としての独自の経営改善策が示されず、改善目標が不透明となったことがあったことを指摘)


質問2-3

(安心して健やかに暮らせるまち 地域医療の充実

看護師確保対策について

地域医療の充実に向けて、看護師確保が重要な課題となる中で、市立病院をはじめ、市全体としても、今後、どの様な確保対策を展開するのか市長の考えを伺う。

【市長答弁】

・将来の地域医療のあるべき姿の検討、さらには、市立病院の経営改善に向けて、看護師確保が最重要課題であると認識している。

・市立病院では、これまで以上に看護師養成学校の訪問や民間企業主催の合同就職説明会に参加するほか、職員が働きやすい環境づくに取り組んでおり、今後も職員の意見を聴きながら、病院長と連携、看護師確保対策を進める。

・看護師不足については、市内医療機関においても同様であり、令和5年度から「看護師等確保総合対策事業」に取り組んでいる。

・この事業に対しては、市内医師会の皆さんからも一定の評価とともに、助言もいただいている。

・今後も医療関係者との意見交換等を重ねながら、修学資金貸付制度をはじめ、各種看護師確保対策のブラッシュアップに取り組む。

意見等として

看護師不足は、全国的な課題であり「選ばれる病院・地域」となる取り組みが必要。

これまでの取り組みのブラッシュアップも含め、職場の環境改善(ハード・ソフト両面)、更には、住環境の充実、医療従事者の交流施設(市民との交流も含め)の整備等、選ばれるための取り組みが必要。

そのためにも、最重要施策として、財源対策も含め、組織的な取り組みを展開していただきたい。


以上

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